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アメリカ移民ビザ取得への道       (移民ビザ取得編2)


*この写真に特に意味はありません。

前回からの続きになります。

極力心を穏やかにし、静かに待ち続けること半年・・・待ちに待ったNVCからの連絡が来て、いざ申請ができるようになったら、まずはPoint of Contactとなる人の設定をします(Choose Your Agentに値するところです)。

ビザ申請代理店などを通して行う方の場合にはこの時に代理店の設定をするのでしょうか。ちなみにこの先のプロセスも自力でできないということは全くありませんので(面倒なのは間違いないですが!)自分達だけでやる!という場合にはご自身または妻/旦那さんを設定しておけば大丈夫です。

その後申請料金を支払います。こちらを支払わないと次のステップに進めないので、早めに済ませてしまいましょう。支払いは全てカードで行うようになります。支払いプロセスをシステム上で完了させるのには2、3日かかるので、そちらも考慮しておくと良いかと思います。

申請料が受理されたら次はいよいよビザの申請です!(ようやくですね!)

こちらはオンラインで提出するフォームになりますが、内容が盛りだくさんなので、時間的な余裕を持って取り掛かるといいと思います。こちらのアプリケーションにアクセスするには、ビザ申請時に割り当てられたIDが必要になります。また申請料の登録が完了していないと表示がされませんので、お気をつけください。

私は上のリンクから見つけたサンプルフォームで予めどのような内容を入力する必要があるのか、サクッと目を通しておきました。途中で入力に困って時間が経ってしまうと勝手にログアウトされてしまうということでしたので。

入力をする際には、お手元にパスポートなど必要になる書類を用意しておくと良いと思います。

アプリケーションは特に問題なく埋めていくことができたのですが、一つ面倒だったのが、「16歳から今まで過去に3ヶ月以上(だったと思います)住んだことがある住所を全て記入してください」という箇所でした。私の場合高校まではずっと同じ場所での実家暮らしだったのですが、高校の途中で1年アメリカのテキサス州に留学に行き、その後一旦日本に戻り、高校卒業後ニューヨークの大学に進学、その後テキサスの大学に編入、途中何度か引越しをし・・・など地味に住所が色々変わっていたので、全ての住所記録を探すのが大変でした(何年の何月〜何年の何月までを漏れなく記入する必要があり、1ヶ月でもズレがあるとエラー表示が出てしまいます)。こちらは忘れないようにどこかに書き留めておくと良いと思います。

無事にアプリケーションを入力、提出し終えたら、最後のSubmission Complete Pageをプリントアウトしておきましょう(保存も可能だったと思います)。こちらはその後インタビュー時にも持参が必要になります。

そしてビザのアプリケーションを提出するのと同時期に大量の書類の準備が必要になります。

ビザ申請者である私から必要なものはというと・・・(こちらは過去の結婚歴や子供の有無などによって提出が必要な書類が個々人で違ってくるので、あくまでも参考までとお考えください)

①パスポートのコピー

②カラー写真(5cm x 5cm)背景は白、6ヶ月以内に撮られたもので、5cm x 5cmの同一カラー写真を2枚。(頭部(頭上から顎の下まで)は 25mm~35mm 以内)

③戸籍抄本とその翻訳

④警察証明書

⑤婚約証明書

①まずパスポートのコピーですが、私はこの時点ですでにパスポートを新しいもの(外国姓)に変更し、その変更についてもNVCに連絡をしていたので、新しいパスポートのコピーを用意しました。

②ここで送るカラー写真がビザの写真になりますので、私は写真屋さんに行って撮ってもらいました。ビザ対応が可能な写真屋さんに行くと、細かいサイズの規定についても熟知しているので、条件に合うようにサイズも合わせて撮ってもらえました。

③戸籍抄本は本籍のある市町村から取り寄せます。郵送で対応してくれる場合は自宅までに送ってもらうと便利です。英語訳の添付もお忘れなく。

④警察証明書は、東京にいた私の場合は警視庁に行き取りに行きました。

予約をする必要はなかったのですが、混み具合がわからなかったので、朝一で警視庁に向かいました。「おぉ〜これがドラマでよく見る警視庁か!」なんて思いながら玄関をくぐるとお勤めの方がセキュリティーゲートを越える光景を目にし、一気に空気がピリッとしました。建物の中に入るのは今回が初めてだったのですが、受付で「警察証明書を申請したい」との旨を伝えたら丁寧に対応してくれました。

まず係の人が別室に連れて行ってくれて、申し込み用紙に記入をしました。この時パスポート並びにNVCからの手紙(日付、ケース番号の入った「移民ビザインストラクション(Immigrant Visa Instructions)」を提示したと思います。

記入を終えた後は機械で指一本ずつ指紋を取られました。こちらを過去の海外渡航履歴と照合して、犯罪記録がないことを証明するという仕組みのようです。この手続きは混んでいなければ30分程度で終わると思います。

警察証明の発行には1週間〜10日間かかるので、余裕を持って行くといいでしょう。受け取りの際も朝一で向かいましたが、その時は受付隣の待合室で証明書を渡してくれました。

こちらの警察証明は無料で出してもらえますが、開封無効となりますので、もらった証明書は決して自分で開封せず、そのままNVCに送りましょう。

この時、アメリカ大使館のHPには、「インタビュー時には必ず原本の書類を持参する必要があり、原本をすでにNVCに送っている場合にはコピーを持ってくるように」と書いてあったのですが、警察証明書のように開封無効の書類の場合、コピーはどうしたらいいのだろう?と思っていたのですが、安心してください!NVCに原本を送る場合には、その原本が最終的にアメリカ大使館に送られるので、警察証明書についてはインタビュー時にコピーを持って行く必要はありません。

万が一にでもNVCから大使館に資料を送る過程で無くなってしまったなんて場合には、必ず向こうから連絡が来るはずです。(その時は改めて取りに行かないといけないかもしれませんが、基本的に警察証明書は1人につき原本1通しか発行してもらえません)

⑤婚約証明書は、結婚をした際に役所で出してもらえる「婚姻証明書」を英訳し、大使館で公証してもらったもので大丈夫です(詳しくは別トピックの結婚手続き編をご覧ください)

そしてアメリカ国籍を持つ人が(私の場合旦那さん)行わなければならないのは、Financial Documentの提出です。

これは彼がどんな職についていて、どれだけの給料をもらっていて、これまでちゃんと税金を納めているかを証明するためのものです。またI864(だったと思います)と呼ばれるフォームで、外国籍の配偶者がアメリカに移住した際に、配偶者をちゃんと扶養しますよという宣誓供述書の提出が必要になります。こちらは日本にいる私側からのサポートが難しいので、アメリカで旦那さんに頑張ってもらいました。

ここで資料に不備があると、そのやりとりでまた時間がかかってしまうので、必要書類には漏れがないように、送る前に何度も確認をしましょう。

私たちの場合はそれぞれが必要な書類の作成手続きをし、私がEMSでアメリカの旦那さんに必要書類一式をまず送り、最終確認をしてもらって、彼の用意したFinancial Documentと一緒にNVCにまとめて資料を提出しました。

ここまで終わったらインタビューにたどり着くまであと少しです!

→移民ビザ取得編3に続く

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