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アメリカ移民ビザ取得への道       (国際結婚編3)


前回からの続きになります。

手続き2・・・市役所/区役所で婚姻届を提出

全て書類が揃ったら晴れて婚姻届を提出に行きました。この歳になると、周りの人がどんどん結婚し始めて、二人の記念日❤️とか、縁起の良さそうな日💚とか、よく考えられた上で婚姻届を出して幸せそうなカップルをよく目にしますが、我々の場合彼が日本に来られるタイミングでとっとと手続きを終わらせる必要があるので、よっぽど都合をつけられる場合を除き、記念日云々にこだわっている時間はありません。ただそこはこれから記念日にしよう!という心意気で進めていく他ないところですので、腹を決めて諦めました。

先にも記載をしましたが、日本国籍を持っている場合、個人の「戸籍」が存在します。

結婚前は親の戸籍の中に自分が入っていることになりますが、日本人同士の結婚の場合だと、どちらかの戸籍にどちらかが新たに加わるという形になり、戸籍上の苗字も筆頭主のものに切り替えられます。

外国籍の方との結婚の場合は、日本人と結婚しても外国籍の方に個人の戸籍ができる訳ではないので、日本人の戸籍に外国籍の方の名前が加わるというようになります。

つまり、日本人である私が自動的に戸籍の筆頭主となり、その配偶者として外国人の旦那さんの名前が私の戸籍に追加されます。

もう一つ日本人同士の結婚と違う点は、外国籍の方と結婚をした場合、苗字が自動的に妻/旦那のものに切り替わることはありません。

もし苗字を外国籍の方のものにしたい場合には、別途「氏名変更届」の提出が必要になります。この書類の提出をしない限りは、結婚後も氏名は日本名のまま(つまり夫婦別姓)になります。

苗字を変えるかどうかはその方達の自由ですが、婚姻届を提出して6ヶ月目以降に苗字を変えたい!となった場合には、区役所ではなく家庭裁判所での手続きが必要であったり、ビザを申請して渡米後に外国籍の方の苗字を使いたいという場合には、ビザの最終面接の時点でパスポートの氏名変更がされている必要があったり、また将来子供が生まれた場合、日本での戸籍は筆頭主である日本の姓のままなので、日本で子供に発給される書類には、外国姓がどこにも記載されない状態になります。

私たちの場合は、特に私が日本の姓にこだわる必要もなかったため、婚姻届を提出した際に氏名変更届けも提出しました。

区役所に何度も足を運びたくない場合には、婚姻届を出すタイミングで全ての必要手続きを済ませてしまうことをお勧めします。

この氏名変更届けを出すと、遅くても数日後には変更が反映され、住民票、戸籍ともに苗字が外国姓へと変更されます。

余談ですが、日本人であれば皆さん大抵は印鑑を持っていますよね。婚姻届にも印鑑を押す箇所があるのですが、外国籍の方はどうしたらいいのでしょうか?

区役所で聞いたところによると、外国籍の方の場合、印鑑は必須ではなく、拇印で対応可能ですと言われたのですが、なんかそれだと格好つかないなーと思った私は、外国姓の彼用の印鑑を作ることにしました。

もちろん街のハンコ屋さんでは「ニクソン」なんてハンコは売っていないので、オーダーメードで作る必要があるのですが、 3000〜5000円近くかかると言われたので、ネットで安いハンコ屋さんを探し、1000円くらいで作れたと思います。後々日本でパスポートを新しく作る際などに「ニクソン」ハンコが必要になったので、苗字を変えることを検討されている方は作っておいても良いかと思います。

私の場合「ニクソン」だったのでハンコ屋さんも対応してくれましたが、長い苗字だとハンコを作るのも難しいですよね。そういう方はどう対応していらっしゃるのか、個人的に興味津々です。

話は婚姻届に戻りますが、無事に受理されても、国際結婚の場合まだ終わりではありません。日本人同士であれば、婚姻届受理=入籍ということになりますが、国際結婚の場合この時点ではまだアメリカ国籍者の婚姻証明ができていないからです。

この証明をしない限りビザの申請を始められないので、その後アメリカに移住するためのビザの申請が必要な方は、必ずこの後の手続きが必要になります。

→国際結婚編4に続く

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